京都・宇治・萬福寺


布袋さまがご本尊だったり、思い思いのポーズの十八羅漢像が佇むベトナムのお寺はユニークに思いますが、日本にも例えば京都、宇治の萬福寺には、似たような仏像があり、建物の配置も似ています。本堂の「大雄宝殿」には、弟子の阿難と迦葉を従えたお釈迦さまを十八羅漢が取り囲んでいます。

萬福寺は、1661年、中国、明の隠元禅師が、徳川第4代将軍家綱に招かれて作ったお寺です。ベトナムのお寺も中国、明時代に伝わったスタイルで作られているように思えます。

萬福寺が創建された時、隠元禅師は将軍に拝謁し、所領400石を賜ったそうです。またお寺ではたくさんの僧侶が禅を学んだことでしょう。こじんまりとしたベトナムのお寺と比べると、萬福寺の敷地は一万坪以上あり、建物も壮大です。

ベトナムの仏像はどれも穏やかな表情をしているように思いますが、萬福寺では四天王像は怒りの表情を表し、十八羅漢像もいかめしい表情をしています。



 ベトナムのお寺の三関門に似た総門。

本堂。大雄宝殿。

 本堂のお釈迦さまと弟子の阿難と迦葉

 十八羅漢像の一部



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